練習法

ゴルフ練習マットの選び方は?100均や自作はアリ?上達への近道となる3つの基準

「自宅でこっそり練習して、次のラウンドで仲間を驚かせたい」
「でも、ゴルフの練習マットって種類が多くてどれを選べばいいかわからない…」

そんな悩みをお持ちではありませんか?

実は、ゴルフ練習マットの選び方を間違えると、手首を痛めたり、実戦とかけ離れた感覚が身についてしまったりする危険性があります。逆に言えば、自分に合ったマットを選べば、自宅にいながら驚くほど上達スピードを早めることができるのです。

そこで本記事では、数多くの練習グッズを試し、ホームセンターや100均での自作まで研究してきた筆者が、「失敗しないゴルフ練習マットの選び方」を徹底解説します。

王道の市販マットの比較から、コストを抑えるホームセンター活用術や代用テクニックまで網羅しました。地道な自宅練習こそが、ゴルフで100切りを目指す最短ルートです。ぜひ最適な一枚を見つけてください。


この記事でわかること

  • 【比較】一目でわかる!市販品 vs 自作 vs 100均の性能比較表
  • 【基本】失敗しないゴルフ練習マット・パターマットの選び方 3つの基準
  • 【推奨】迷ったらコレ!間違いのない定番メーカー
  • 【裏技】ホームセンターや100均を活用して「格安」で環境を作る方法
  • マンションでも安心な防音対策とマットの代用アイデア

 

 

【結論】ゴルフ練習マットはどれがいい?タイプ別比較表

時間がない方のために、結論からお伝えします。ゴルフ練習マットは「予算」と「本気度」で選ぶべきものが変わります。

タイプ リアル感 耐久性 コスト おすすめな人
専用市販品
(高い)
本気で上達したい
手首を守りたい
ホームセンター
(自作)

(安い)
DIYが好き
コスパ重視
100均
(代用)
×
(激安)
アプローチ確認
床の傷防止のみ

それぞれの詳細な選び方と、具体的な活用術を解説していきます。

ゴルフ練習マットの選び方|失敗しない3つのポイント

自宅練習を充実させるために、まずは「どんな練習をしたいか」に合わせてマットを選ぶことが重要です。基本となる3つの選び方をご紹介します。

1. ショット用かパター用か?目的を明確にする

当然ですが、ドライバーやアイアンを振る「ショットマット」と、グリーン上を想定した「パターマット」は全く別物です。
特にゴルフ初心者が一人で練習を始める際は、まずはパターマットから導入することをおすすめします。スコアの4割はパターが占めるため、場所を取らずに最もスコアアップに直結するからです。

2. 「芝の質」と「厚み」で選ぶ(手首への負担対策)

ここが最も重要です。ペラペラの薄いマットでダウンブロー(打ち込み)の練習をすると、衝撃が直に来て手首や肘を痛める原因になります。

  • ショット用:衝撃吸収性のあるゴム土台がついているもの(厚さ1.5cm~2cm以上推奨)。「3D構造」や「ウレタンマット付き」と書かれたものがベストです。
  • パター用:「ベント芝(高速)」や「高麗芝(一般的)」など、普段通うゴルフ場に近い転がりをするもの。

3. サイズと収納性で選ぶ

部屋のスペースに合わせて選びましょう。最近では、使わないときはくるくると巻いて収納できるタイプが主流です。

フルスイングをする場合は、スタンス(足場)とボール位置が同じ高さになるような「大型マット」を選ぶか、足場用の別のマットを用意して高さを合わせる工夫が必要です。

【定番】迷ったらこれ!信頼できるゴルフマットメーカー

「選び方はわかったけど、結局どの商品がいいの?」という方へ。失敗のない定番メーカーを2つだけ紹介します。これらを選んでおけば、まず品質面での後悔はありません。

タバタ(Tabata)

ゴルフ練習器具の老舗メーカーです。芝の耐久性が非常に高く、プロや練習場でも採用されています。「ショットマット」に関してはタバタ製を選べば間違いありません。特に小さいサイズでも重量感があり、打った時にズレにくいのが特徴です。

ダイヤゴルフ(DAIYA GOLF)

パターマットに定評があるメーカーです。「オートパット」シリーズなど、ボールが自動で戻ってくる機能がついたマットが人気。自宅での反復練習を快適にしたい方におすすめです。

※筆者のおすすめ:
もし予算が許すなら、上記の有名メーカー製を選ぶと、買い替えの頻度が減り結果的に安く済みます。

【コスト重視】ホームセンター・100均でのマット選びと代用テクニック

「いきなり高価なマットを買うのはちょっと…」という方へ。ここからは、SNSやWEBの口コミを徹底調査した、ホームセンターや100均アイテムを使った賢い選び方と代用方法を解説します。

ホームセンター「コーナン」等の活用法

ホームセンターはDIYゴルファーの宝庫です。特に「人工芝の切り売り」コーナーは必見です。

  • 選び方のコツ:実際に手で触れて「芝の密度」を確認してください。スカスカの人工芝はクラブが抜けすぎて練習になりません。芝丈は20mm〜30mmあるとリアルなラフに近い感覚が得られます。
  • マットベースの代用:お風呂場用のバスマットや、ジム用の防音ゴムマットを下敷きにすることで、衝撃吸収性を高めることができます。

100均(ダイソー・セリア)ゴルフマットの実用性は?

最近は100円ショップでも小さなゴルフマットが売られています。結論から言うと、「アプローチのタッチ確認」や「素振り時の床保護」には使えますが、フルショットには向きません。

耐久性が低く、すぐに芝が抜けてしまうことが多いからです。コストを抑えつつ練習の感触を得るための「サブマット」として活用しましょう。

パターマットの代用:カーペットは使える?

予算が限られている場合、家にあるカーペットやラグを代用することも可能です。ただし、一般的なカーペットはゴルフ場のグリーンより摩擦が強すぎる傾向があります。

「あくまで距離感のイメージ作り」と割り切るか、あるいは安全なプラスチックボールを使って、転がりよりも「芯で捉える練習」に集中するのが良いでしょう。

DIY派必見!ゴルフ練習マットを自作するメリット

市販品に満足できない、あるいは徹底的にコストを抑えたい方は、自作(DIY)がおすすめです。

自作マットの手順と材料選び

DIYなら、「ドライバー部分は芝を長く、アイアン部分は短く」といったカスタマイズも自由自在です。

  1. 材料:ホームセンターで「高密度人工芝」と「ゴム板(厚さ10mm以上)」を購入。
  2. 接着:強力な接着剤(G17ボンド等がおすすめ)で貼り付けるだけ。

自分の好みの素材を選べるのが大きなメリットです。より詳しいゴルフ練習マットの自作方法については、別の記事でも写真付きで解説していますので、ぜひ挑戦してみてください。

タイプ別おすすめ:あなたに合うマットはこれ!

これまでの選び方を踏まえ、タイプ別のおすすめを整理します。

本格的な練習環境を整えたい人

迷わず市販の「3D構造」や「高耐久」を謳うゴルフ専用マットを選びましょう。業務用の中古マットをネットオークションで探すのも一手です。耐久性が段違いで、結果的に安上がりになることもあります。

アパート・マンション住まいの人

防音性を最優先してください。「静音設計」のパターマットや、厚手のゴムベースが必要です。また、ゴルフの練習をやり過ぎて騒音トラブルにならないよう、時間帯にも配慮しましょう。

DIYで安く済ませたい人

ホームセンターの人工芝+ゴムマットの組み合わせが最強です。コーナンやカインズなどの大型店で、実際に芝の感触を確かめてから購入するのがポイントです。

マットを長持ちさせるメンテナンスと練習のコツ

せっかく選んだマットも、使いっぱなしではすぐに劣化します。

  • メンテナンス:直射日光は人工芝を劣化させるため、使用後は日陰に保管しましょう。時々掃除機で芝の間の埃を取るのも効果的です。
  • 練習の工夫:同じ場所ばかり叩くとそこだけ凹みます。マットの向きを変えたり、打つ位置をずらしたりして使いましょう。

また、自宅練習は単調になりがちです。異なる長さのパット練習や、ターゲットに向かっての精度を高めるドリルなど、工夫次第で多彩な練習が可能です。

シングルプレイヤーを目指すなら適切な練習頻度を知ることも重要ですし、もし調子が悪いと感じた時は無理に打たず、マットの上で素振りだけを行うのも立派な練習です。

【Q&A】ゴルフ練習マットに関するよくある質問

最後に、マット選びでよくある疑問に回答します。

Q. 安いマットだとクラブが傷つきますか?
A. 人工芝自体でクラブが大きく傷つくことは稀ですが、薄いマットで下のコンクリート等を叩いてしまうとソールに傷がつきます。必ず厚みのあるゴムマットか、専用の土台を使用してください。

Q. マットが打つたびにズレてしまいます。対策は?
A. マットの重量不足が原因です。裏面に100均で売っている「滑り止めシート」を貼るか、ホームセンターで重いゴム板を買ってきて下敷きにすると安定します。

 

完全ガイド!ゴルフ練習マットの選び方:まとめ

最後に、ゴルフ練習マット選びの重要ポイントをまとめます。

  • 選び方の基本:ショット用かパター用か目的を明確にし、手首を守る「厚み」を重視する
  • 市販品:耐久性とリアルな打感を求めるなら「タバタ」や「ダイヤ」等の専用マット
  • 代用・DIY:コスト重視ならホームセンターの「高密度人工芝」+「ゴムマット」が最強の組み合わせ
  • 100均:アプローチや床保護のサブ用途として活用する
  • 練習環境:マンションなら防音・静音タイプを選び、プラスチックボールなども活用する

ゴルフマットは、単なる道具ではなく「自宅を最高の練習場に変える投資」です。
ホームセンターで素材を選ぶDIY派も、通販で高品質なマットを買う派も、この記事を参考に「自分にぴったりの一枚」を見つけてください。

皆さんが快適な自宅練習環境を手に入れ、ベストスコアを更新できることを応援しています!ご覧いただきありがとうございました。

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