※本記事はゴルフのゲームルール（握り）である「オリンピック」について解説するものであり、金銭を賭ける賭博行為を推奨するものではありません。コンペの賞品やランチ代、ジュース代などを賭けたレクリエーションの範囲でお楽しみください。
コンペやプライベートラウンドを劇的に盛り上げる「オリンピック」。
名前は聞いたことがあるけれど、「正確なルールや点数計算があやふや…」という方も多いのではないでしょうか。
今回、当サイト管理人はゴルフコンペ幹事経験者およびアマチュアゴルファー50名以上を対象に、独自のヒアリング調査とSNS上の口コミ分析を行いました。
その結果、オリンピックルールは地域やグループによって微妙に異なる「ローカルルールの宝庫」であることが判明。また、最も多い悩みは「プレイ後の計算が面倒くさい」という点であることも明らかになっています。
この記事では、調査データを基に整理した以下の内容を網羅的に解説します。
- 最も一般的で盛り上がる「公式的ルール」
- 「消しゴム」「2階建て」といった逆転要素満載のオプション
- 面倒な計算を一瞬で終わらせるアプリ活用術
これを読めば、次のラウンドから迷うことなくオリンピックを導入でき、同伴者全員でハラハラドキドキのパッティング戦を楽しめるようになります。
この記事の独自調査ポイント
- 管理人が整理した「最も採用率の高い」標準ルールと点数配分
- 4人プレーと3人プレーの違いを比較表で解説
- 逆転要素を高める「2階建て」「消しゴム」等のオプション詳細
- 面倒な計算を自動化するアプリ活用と攻略のコツ
独自調査で判明！ゴルフ「オリンピック」がコンペで愛される理由
管理人が行った調査によると、コンペの余興として「ニアピン」「ドラコン」に次いで採用率が高いのがこの「オリンピック」です。
なぜこれほどまでに人気なのか。データを分析すると、以下の3つの理由が浮かび上がってきました。
- 全員に参加チャンスがある
ショットが不調でもパターさえ良ければ勝てるため、最後まで諦めずにプレーできます。 - 1グリーンの緊張感
全員が注目する中でのパッティングにより、プロのような緊張感を味わえます。 - 会話が生まれる
「金メダル狙えるよ！」「ここで鉄は痛い！」など、グリーン上でのコミュニケーションが活発になります。
単にスコアを競うだけでなく、こうしたゲーム性が加わることで、ゴルフは何が楽しい？と疑問に思う初心者の方でも、一打一打に意味を見出しやすくなります。普段とは違う興奮をもたらしてくれるスパイス、それがオリンピックです。
【保存版】オリンピックの基本ルールと点数配分
オリンピックは主にグリーン上で行われるゲームです。基本ルールは非常にシンプルですが、正確に把握していないとトラブルの元になります。ここでは調査に基づいた「標準的なルール」を解説します。
メダルの種類と獲得条件
全員がグリーンに乗った（オンした）状態で、カップ（ピン）から遠い順に「金」「銀」「銅」「鉄」の権利が発生します。
重要なのは、それぞれの権利を持ったプレイヤーが「1パット」でカップインさせた場合のみ、そのメダル（点数）を獲得できるという点です。
| メダル名 | 権利者 | 点数 | 特徴・備考 |
| 金メダル | 1番遠い人 | 4点（5点） | 最も距離が遠く難易度が高いため最高得点。地域によっては5点とする場合もあります。 |
| 銀メダル | 2番目に遠い人 | 3点 | 金に次ぐ高得点です。 |
| 銅メダル | 3番目に遠い人 | 2点 | 比較的狙いやすい距離になります。 |
| 鉄メダル | 1番近い人 | 1点 | 一番近いため簡単ですが点数は低め。外すと恥ずかしいプレッシャーもあります。 |
注意点：
グリーンに乗っていない（カラーやラフ）状態からチップインした場合は「ダイヤモンド」として5点（または10点）を加算するルールが一般的です。
重要なのは「マーク」すること
誰がどのメダルの権利を持っているかを明確にするため、グリーンに乗ったら必ずボールマーカーでマークをし、誰が一番遠いかを確認し合う作業が必要です。
この時、遠くから視認しやすい刺すタイプのゴルフマーカーなどを使用すると、スムーズに距離の判定ができ、進行が早まります。
3人でもできる？人数別スコア計算の完全ガイド
「今日は3人なんだけど、オリンピックはできる？」という疑問も多く見られました。結論から言えば可能です。ただし、4人の場合とは点数配分を変えるのが一般的です。
4人プレイと3人プレイの比較
| 項目 | 4人の場合 | 3人の場合 |
| メダル配分 | 金・銀・銅・鉄 | 金・銀・銅 （鉄なし） |
| 点数（遠い順） | 4点・3点・2点・1点 | 4点・3点・2点 または 5点・3点・1点 |
3人の場合、点数差をつけるために「金＝5点、銀＝3点、銅＝1点」とするケースも多く見られます。これは、より戦略的なプレイが求められる設定です。
このような1打の重みを感じるプレイは、ゴルフで100切りを目指す上でのメンタルトレーニングとしても非常に有効です。
盛り上がり必須！採用すべきオプションルール（消しゴム・2階建て・火消し）
管理人の独自調査では、オリンピックをさらに熱くさせる「オプションルール（ローカルルール）」が存在することが分かりました。これらを採用することで、大差がついても最後まで逆転の可能性が残ります。
| ルール名 | 内容と効果 |
| 消しゴム |
グリーン外から直接カップイン（チップイン）した場合、そのプレイヤーのこれまでのマイナス点（または他人のプラス点）を全て帳消し（ゼロ）にするルール。 一発逆転の最強ルールですが、適用範囲（自分のマイナスだけ消すのか、全員の点数をリセットするのか）は事前に決めておく必要があります。 |
| 2階建て （倍付け） |
ショートホール（Par3）などで、ワンオンしたプレイヤーが誰も1パットで入れられなかった場合、次のホールの点数が倍になる（キャリーオーバー）ルール。 金メダルなら8点（通常4点×2）となるため、一気に点数が動きます。 |
| 火消し |
誰かが1パットでカップインしてメダルを獲得した場合、自分もその後に1パットで入れ返せば、相手のメダル得点を無効化できるルール。 「入れられたら入れ返す」というプレッシャーがかかり、非常に盛り上がります。 |
面倒な計算はアプリで解決！無料アプリ活用術
「ルールは楽しいけど、最後の計算が面倒くさい…」
これがオリンピックの最大の欠点です。点数をメモし、最後に集計して、レートに合わせて清算額を出す作業は、疲れたラウンド後には苦痛でしかありません。
しかし、現在はスマホアプリを使うことでこの問題を解決できます。
アプリを使えば複雑な計算も一瞬で完了します。
手書き計算 vs アプリ計算
| 比較項目 | 手書き・暗算 | 計算アプリ |
| 手間 | ホールごとにメモが必要。 計算ミスのリスクあり。 |
タップするだけで自動集計。 ミスなし。 |
| 機能性 | 複雑なオプション（2階建て等）の管理が困難。 | オプション設定も自動対応。 順位もリアルタイム表示。 |
代表的な無料アプリには「G細」「ゴルフラス」などがあります。これらを使えば、各ホールで「誰が何点取ったか」を入力するだけで、最終的な順位と収支を自動で算出してくれます。
また、スコア管理だけでなく、スイングの質を向上させたい方はゴルフの弾道分析アプリなども併用すると、ゴルフの楽しみ方がより広がります。
アプリ操作に慣れていない初心者の方は、まずゴルフ初心者向けのギブアップとスコア管理のコツを参考に、基本的なスコア入力に慣れてからオリンピック機能を使うとスムーズでしょう。
管理人が分析する「オリンピック」攻略のコツ
最後に、多くのプレイヤーを観察して分かった「オリンピックで勝つためのコツ」を伝授します。
- あえて遠くに乗せる戦略
ショットに自信がある場合、ピンそば（鉄メダル・1点）よりも、あえて遠い位置（金メダル・4点）に乗せてロングパットを狙うのも一つの戦略です。ただし3パットのリスクもある諸刃の剣です。 - 下りのパットを残さない
1パットで入れることが絶対条件のため、強気に打てる「上りのライン」に残すアプローチが重要になります。 - 他人のラインを参考にする
遠い人から順に打つため、自分の番が来るまでに他人の転がりを見てラインを読み解く観察眼が勝敗を分けます。
まとめ：ルールを理解してゴルフをもっと楽しもう
ゴルフオリンピックは、単調になりがちなラウンドに適度な緊張感とコミュニケーションをもたらす最高のスパイスです。
- 基本は「遠い順」に高得点。1パットで入れることが条件。
- 4人と3人では点数配分を調整する。
- 「消しゴム」「2階建て」などのオプションでゲーム性を高める。
- 計算は無料アプリに任せて、プレイに集中する。
これらのポイントを押さえて、次回のラウンドではぜひオリンピックを提案してみてください。きっといつも以上に盛り上がる1日になるはずです。